講師紹介


ヴァイオリン 岸本 絵美

 

 わたしの指針 ー

 私には今でも鮮明に心に残る1つのシーンがあります。

幼い頃、一緒に遊んでいた友達のヴァイオリンの発表会に行った時のこと。いつもとは違う、ヴァイオリンを弾く彼女の生き生きとし、キラキラと弾いている姿に、幼いながらも私もあんな風にヴァイオリンを弾いてみたい!と思ったことがヴァイオリンを始めるきっかけでした。

これまで幾度となく大きな壁に阻まれ苦悩する時期もありましたが、その度に、ヴァイオリンと出会った頃のあのワクワクした高揚感とヴァイオリンを弾く楽しさを想い返します。この思い出を原点に、ヴァイオリンを奏でる楽しさが日々を潤わせ、彩り豊かなものに変えていけることを伝えていきたいと思っています。

沖縄県立芸術大学、同大学院演奏芸術専攻修了

2008年ソロ・リサイタルを開催

北九州市ジュニア・オーケストラ初心者講座講師

屋比久順子、故植木三郎、岡田光樹、宮脇淳子の各氏に師事

 


チェロ 岸本 義輝

 

ー チェリストとしての想い ー

 小学生のころ、学校訪問コンサートでチェロの名曲サン・サーンスの「白鳥」を初めて聴き、水面を優雅に泳ぐ白鳥の姿が目の前に広がってゆくのを覚えています。また、それ以上に初めて聴くチェロの音色に魅了され、それ以来ずっとチェロの音色が私の耳のなかに残り、チェロが弾いてみたい…と思うようになったのがチェロとの出会いでした。大学時代は全く違う分野のことを学び、チェロは趣味というスタンスでしたが、ある老人施設での慰問演奏会の折に、高齢のご婦人から「素敵な演奏を本当にありがとう ありがとう」と目頭をおさえながら感謝の意を伝えられたとき、もっともっと上手くなりたい、もっと多くの方々に音楽の楽しさを伝えてゆきたい思い、一念発起して音大に入りなおしました。プロの演奏家になった今でもその想いは変わりません。これからチェロを弾く子供たちや、人生を楽しく豊かにと趣味でチェロを弾きたいという大人の方々にも伝えたいとの想いで、日々指導にあたっています。

元響ホール室内合奏団チェロ奏者

ギルド・ムジカ九州代表

北九州音楽協会理事

下関音楽人の会会員

庭野隆之、宮田浩之、Yang Sung=Wanの各氏に師事